シンカリオン7話追記・連携訓練していなかった理由と作風

シンカリオン7話追記・連携訓練していなかった理由と作風
 
下記を読んで思ったことを。
 
”黙々とチームワークを構築するトレーニングをこなし、チームとして戦えるように成る三人。そして、そこに敵が現れ チームとしてそつなく倒す三人。淡々と物語が進みます。”
 
ワイが7話感想で書いた時だと、下記のとおり。
 
・転校してきたばかりなくらいに、時間がなかったから。
・基本的に市民に協力を仰いでいる形だから、訓練時間が取りにくいから。
(逆にアムロは完全に軍隊に組み込まれていく話だったような…その上でも、最終話でボクにも帰る場所があるんだ…(涙)となったのは良かったね。)
・無理やりな初回合わせで上手くいったし、会話もおかしくなかったから、支障ないという判断だったから。
・3体もいれば余裕だろうと思ったら、敵のシンカが早くて、細かい連携が必要になったから。
(「近遠両用・高速移動・増殖・復活」属性多すぎでしょ。)
 
 
で、訓練を描くことに関して。
これは、作風さえ気にしなければできると思う。
『想定訓練だ!』
『は?するわけないだろふざけんな→イヤイヤやる』
『実戦:やべー、いがみ合ってる場合じゃねえ…いくぞ!おう!』
っていうパティーン。
どっちかというと、
生活の何かでいがみ合い→バトルの危機感で和解
ってケースのが多いかな?
具体的に作品あげろと言われても浮かばんけど、
話としてはあったような…。
 
ていうか別にトレーニングって淡々と黙々とやるもんじゃないし…。
エヴァの「瞬間、心重ねて」って完全に訓練=私生活テンヤワンヤ。
「目標をセンターに入れてスイッチ」と念仏を唱えながら訓練したのはあの時だけ。
 
集団行進?みたいなのは、ひたすら数こなしになりがちだろうけど、
状況に合わせるフレキシブルトレーニング(こんな単語はない)って、
サッカーやアメフトみたいなポジショニングだから掛け合いが多そう(ソースは脳内)*1
今回だと、近接と遠距離の役割分担をして、射線を意識するとか、
近接の動作からタイミングを測るとかね。
だから純粋に書いても、ドラマにできるんじゃないかな。
 
シンカリオンは「訓練も楽しくできるぜ!」っていうアニメじゃないから選択しなかった。
余談だけど、映画になった「ALL YOU NEED IS KILL」なんかは、小説原作だと、死に覚える訓練小説といってもよかった。
その元ネタの一つの「エンダーズゲーム」も、ひたすら訓練する小説。
 
訓練自体は面白くかける。
でも作品とテーマと合っているか?が大事。
シンカリオンでも、上のエヴァケースとか、学園生活や私生活で調整することもできたハズだけど、
詰め込みたいのが多くて避けられたんじゃないかな…。
 
多分、ワイの7話感想の方でも書いたけど、
早杉家夫妻の会話との対比が描きたかったのでは?
大人:それだけ?→こういう意味よ
小学生:俺に合わせろ→お前が合わせろ
 
もう少し踏み込んだコミュニケーションをしていけ。
相手の言い分に、どういうことだ?と受け入れようとする姿勢をとれば、
あそこまで揉めなかった。
 
”夫妻で信頼関係があるから問題ない例”と、
”会ったばかりの小学生で揉めた例”
という対比を描きたかったのでは?
 
 
でもそう思うと、協力プレーでクリアするあたりがザルだった。
最初にモメたとおりに、ツラヌキが突撃して、射撃でサポートで良かったのでは。
発想はあってたけど、信頼性やらが足りてなかったのが悪かったんじゃ…。
ワイの読み取りが斜め上なんかなぁ。
 
 
 
 
ここまで書いてあったけど、
今回の8話で、
訓練でネガる→日常で揉める→実戦で解決
の流れをキレイにやったね。
ある意味予想が当たってと言えるのでは?
 
7話訓練しとけ→8話で訓練します揉めます
ワイ:訓練でのドラマってこういうのだぞ→実際まぁそんな感じ。
 
ていうか、元の記事の方は、淡々とした訓練を想定して面白くなさそう、といっているのであって、
ワイが上で書いたのはちょっと違うような…。
 
いや無関係でもないから、いいのか?
結局は触発されてワイが書きたくなった、というのが大事なんだろう。たぶん。
やたらとディスってなければ許されるはず。
 
で、
なんでこの方がこうも突っ込んだかっていうと、
”上から目線の大人”が「お前ら自分で考えろ」って
言ってたようなもんだから、反発したくなったんだと思う。
 
だって責任者のくせに、
高みの見物で小学生に「自分らでなんとかしろ」って、
クソすぎへん?
ぶっちゃけ冷静に見た時、ワイはそーおもう。
 
問題が起こっても現場に丸投げの上司、
揉め事が起きても知らぬ存ぜぬの教師、
 
うーん…ブラック組織!w
 
とはいえ。
視聴中のワイとしては、
実際に戦ってる本人の意思が大事だから、
「自ら考えろ」と、
問題に直面しているという当事者意識をもたせた。
って見てた。
 
傍からこうしろと言っても、
頭ごなしになって反発されるケースもちょくちょくあるしね。
指導員やツラヌキ母と従業員との会話で、
子どものシンカは大人の思いのよらぬ~って感じの発言が2回あったし…、
「子どもたちに本当に必要なことなんて 大人にはわからないんだよ」だったか。
 
ハヤトが1,2話で搭乗した際に、
これからは大人と子どもが一緒に~って感じの発言もあった。
 
一緒に戦おう、という意思があるからこそ、
実際に戦闘行為をしていない大人は口出せずに、
「自分で考えるんだ」という発言になったんだと思う。
 
 
これもまた、信頼関係によって、
同じ発言でも、違った捉え方になる、ってやつかな…。
指導員はクソ上司なのか?
それとも部下を信頼しているからなのか?
 
深いぜシンカリオン…(今の話は絶対違うぞ)

*1:『「言語技術」が日本のサッカーを変える』はいい本です。このレベルを日本さんできてないの…と複数人での対人ゲーでコミュニケーションとってたワイは思ったけど。ワイは医学的事情でリアルスポーツはあんまりしたくないや…。