ファークライ4 ストーリーの感想

ファークライ4、ストーリー選択の話。
 
前置き
久々にFPSがやりたくなったので、セールで入手してちょこちょこやってた。
先日ようやくストーリーはクリア。
ファークライシリーズは1(クラシック),3,ブラッドドラゴンの2以外は全部クリア済み。
ついでに実績も全部コンプ。
4はコンプする気はない。
 
 
1.プレイ中の自分の選択。
主義というよりも、目先の内容で決めた。
 
・最序盤にサバルに助けてもらったから、防衛>情報入手でサバル。
・麻薬生産は運用次第だけど、まあナシでサバル。
・レンガ工場はモッタイナイからアミータ寄り。
・寺院破壊はメリットが弱いからサバル。
 
結果的にサバルマンになってしまった…。
 
最初のアミータの依頼は情報入手なんだけど、
それって工作員にやらせることであって、
さっきまで推定一般人にやらせることじゃないだろ…。
しかも1人で。
 
サバルの防衛は、ついさっき村防衛したし、延長線だからできそうかも?となる。
そもそも防衛戦って民間人も駆り出されやすいし、一般人でもまだ納得ができる。
多くのうちの1人だから、なんとかなりそう。
 
途中からは、
・死人が出る中、直接出向いたという実績
・宗教体験を何度もしたので宗教を否定できない
の2点で基本的にサバルルートを選択してたといえるか。
 
 
2.エイジェイにとってのサバルとアミータ
 
サバルはメインストーリーの最序盤で拉致、もとい助けてくれたし、
2回めの拉致から帰還した時も救助にあたっていた。
でもアミータって何してたのかわかんない。
 
そもそもアミータは最序盤のエイジェイ救助に懐疑的態度をとってたのが…。
理知的といえば聞こえは良いけど、
エイジェイのために直接出向いてるサバルの方がまだ信用できる。
 
とはいえ、最序盤に救助されなかったら、逃げ出したエイジェイもまた捕まって、裏ENDに直行するのでは。
裏ENDだとワンチャン平和ルートがある?
王立軍としてドンパチするらしいから、ゴールデン・パス全滅で死者数は五分。
 
 
3.エイジェイ度外視のサバルとアミータの主義
 
アミータは宗教による男女差別を忌諱しているから、
テロついでに宗教を破壊しようという意図が出過ぎてて好かん。
革命後にどうやっていくかのビジョンは麻薬産業を主力にしようというくらい、
だったらパガンの現政権と変わらなくない?
香港の麻薬王が仕切ってるのがパガンの現状。
学も経験もないのが過去を否定して仕切るのがアミータ。
 
サバルの宗教の方は、本来の継承者に返すという建前があるから、
例えパガンと同じようになっても、血縁の正当性を主張できるから筋が通る。
パガンは正統継承者を殺害して地位を奪った、
他国の裏切りクズなのでまだマシ。
 
 
4.エイジェイにとっての宗教の価値
 
エイジェイは巻物集めで、宗教的追体験をしているから、
宗教の実在性を実感しやすい立場。
その上で、宗教もとい歴史なぞ不要と切ってる捨てるならアミータ。
神秘的体験を得て、超現実を受け入れるならサバル。
 
 
ちょっとズレるけど、
エイジェイは遺灰を撒きに入国したんだよね。
死者との約束って軽く宗教入ってるような。
国を訪れる程度ならわかるけど、
そこからテロリストとして活動する理由には足りない。
 
サバルにとっては、前リーダーの肉親だから引き込みたいという理由になるけど、
伝統を否定するアミータからすれば、使える便利なコマでしかない。
(そもそもアミータはエイジェイ拉致に消極的だった)
 
 
 
5.各々のエンディング
 
サバルENDだとアミータ派を処刑しているのがやり過ぎだけど、
無駄に寺院を破壊しようとしていたし、
最後まで残っていた側近だけならわからなくもない。
寺院の件で愛想をつかせてれば処刑されてなかったんじゃないの。
死体の数からして、10人前後なら今まで殺してきた人数からすれば大差ない(危険発想)
 
アミータENDだと、麻薬生産の強制労働。
内容が真っ当ならともかく、麻薬だからなあ。
ゴンザレス取材のメキシコ麻薬生産現場のTVと、
同じくゴンザレス取材のロサンゼルスの麻薬依存一家を見たから、
合法化されてもロクなものじゃないなと思えてしまう。
 
今後の経済発展としては、アミータの方が期待できるけど、そもそもそんなの必要か?
麻薬関係で他国のマフィアと揉める可能性もある。
パガンは元香港の麻薬王だったから、ルートとか人脈があったけど、それがなくなるから、
取引先に舐められて一悶着起きる可能性がありえそう。
でも外部の介入を言い出すと、サバルENDでも…。
 
内紛がなくなったら、平和に生活できて、それで十分じゃないの?
と楽観的に思う。
これに異を唱えるならば、リアルの歴史を調べねばなるまい。
めんどくせ。
いいゲームだなー!
 
 
 
6.最初から最後までサバル派になってしまった…
 
そんなわけでプレイ当時からサバル派で、
終わってからもサバル派。
 
あとは、なんだかなんだでパガンはクソだろ…と思う。
パガンよりはボダランのハンサム・ジャックの方がまだマシっす。
ハンサムジャックは英雄願望があって、それ相応に働いて、
狂ってしまった理由には、背中を任せていた味方に裏切られたことがでかい。
パガンは香港出身の麻薬王で、
逆に裏切って無抵抗な元味方を殺した。
そもそもパガンが介入しなかったら、ゴールデン・パスは設立されず、
最初のクーデターだけしか起こらず、死者数は抑えられた。
 
つまり、もとはといえばパガンが全部が悪い。
多少会心したといっても、最序盤でミスった兵士を刺殺してるし、
命を軽視しているのは変わらない。
エイジェイに関しては、身内には優しいヤンキーとしか思えん。
散々遊んだし、飽きたからエイジェイにやります!って投げてるだけでは。
 
こう思ってるから、パガンは無いし、
アミータは女性云々で伝統を否定したい、しょーもなし。
(寺院破壊がなくて、麻薬以外にも何かあったらまだアリだった)
サバルは消去法で残った。
 
サバルはエイジェイ救助に2回足運んでるから、
まずは平和に生活しよ…からコツコツやっていける信頼性があるっちゃある。
 
結局、直接足を運んでいたサバルへの好感度が響いてるな…
オレちょろいな。
 
 
あとサバルorアミータの片方処刑ミッション、
自分でやれ、と思ったけど、
サバルの場合、あの時点では直接手を下す勇気が無かったんじゃないの?と思う。
ゴールデン・パスとしての経歴が浅いエイジェイにまずやらせたことで、
END後のアミータ派殺害に繋がっていくのかなと思う。
(アイツにやらせたんだからオレもやらなくちゃ…使命感)
アミータは最後までコマとしか思ってなさそう。
 
 
ちなみにエイジェイが引き金を引くかどうかの部分では、
「ま、いつでも殺せるし」という理由で、
全員直接殺さなかった。
特にサバルorアミータはリーダーになれない以上、
それ以上報復とかしなさそうと思った。